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睡眠時無呼吸外来

睡眠時無呼吸外来

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に無呼吸や低呼吸が1時間に5回以上生じ、日中の眠気等の症状を伴う病気です。SAS(sleep apnea syndromeの略)といいます。

睡眠の質の悪化により、日中に集中力がなくなったり、猛烈な眠気に襲われ、仕事中や授業中に居眠りするのはもちろん、交通事故につながることもあります。また、酸欠の血液が体内を巡るため、多くの生活習慣病の原因となっています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の
検査について

スクリーニング検査

検査は小型の機械をご自宅にお持ち帰り頂いて、一晩の睡眠状態を検査します。睡眠中の酸素飽和度(SpO2)を調べることで睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性を判別します。指にセンサーを取り付けますが痛みを伴う検査ではありません。いつも通りお休み頂けます。より精密な検査が必要な場合には、次のPSG検査に進みます。

簡易式睡眠時無呼吸検査装置

PSG(ポリソムノグラフィー)検査

スクリーニング検査の結果、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる場合に行う精密検査です。睡眠中の呼吸やいびきの状態に加え、脳波・筋電図・眼球運動などを測定することでより詳細に睡眠状態を検査します。(ご入院いただいて検査を行います。)
体にセンサーを取り付けますので、少々わずらわしく感じるかもしれませんが、痛みを伴う検査ではありませんのでご安心ください。

PSG 解析モニター

PSG検査の流れ

~19時
19時までに夕食・入浴を済ませてからお越し下さい
19時~20時
体調確認と検査のご説明
20時~21時
検査準備・センサー装着
21時~翌6時
就寝・お休み頂きます
翌6時~
起床後、センサー類を外し、7時頃にはご帰宅頂けます

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の
治療について

SASの治療にはいくつか種類がありますが、最も一般的なのが睡眠時にCPAP(シーパップ)という機械を使用する経鼻的持続陽圧呼吸療法です。CPAPは陽圧を送り込む事で起動の閉塞を防ぐ装置です。CPAP治療には健康保険が適用になります。治療中の疑問やお困り事は毎月の外来で主治医にご遠慮なくご相談下さい。

軽症の場合に適用となるケースがあるマウスピース、 扁桃腺肥大等気道閉塞部位が明らかなケースは外科手術が適用となる場合があります。 その場合は適切に専門医をご紹介いたします。